6月24日(水)に、凸版印刷「やるKey」の実証研究として、算数マスタードリルを導入していただく、古河第三小学校で児童向けの説明会をしました。3年1組と3年2組とに説明をしてきました。
授業の最初に、算数マスタードリルがどんなドリルなのかを紹介しました。すでに何度かiPadを使ったことがある子も多いので、電源の入れ方みたいなところはほとんど説明なしでした。
一人一人が、どれくらい勉強したのかがわかるようになっているし、どれくらい正解したかもわかるようになるので、きちんとユーザ名とパスワードを入力して使い始めてください、という説明をします。
実はこの日は、古河第三小学校は授業公開の日でした。算数マスタードリルを使うために、iPadを持ち帰るということを保護者様にも知らせてあったので、多くの保護者さまの見学がありました。
中には、一緒に算数マスタードリルを解いてくれる保護者様もいらっしゃいました。算数マスタードリルは、自動出題、自動採点をして、そのデータを先生が見て授業設計に活かす、という設計になっているため、解説の動画などが入っているわけではありません。「ちょっとわからないな…」という部分は、先生が説明をしてくれる方がわかりやすいに違いないし、家庭学習であれば保護者様に「ここ、わからないんだけど…」と訊いてくれるようになるといいな、と思って設計しています。
授業の最後に、「宿題とかで、もうちょっとやりたいな、と思うことがある人もいるでしょう?」と言ったら、子どもたちが「うんうん」と頷く中、教室の後ろでお母さんたちが「えー」と苦笑されていたのがおもしろかったです。
まあ、「もうちょっとやりたい」というのが本当かどうかはさておき、「もうちょっとやりたい人はどんどんできるし、自分のわからないところを集中的にやりたい人は、そこをやればいいし、そういうのが算数マスタードリルを使うとできるから、どんどんやって、算数を好きになってくれるとうれしいです」という話をしました。
結果はテストやアンケートやヒアリングなどを行なってからになりますが、日々学習されている記録を見ながら、僕たち開発チームとしても、いろいろと次のステップを考えているところです。
こうした機会を与えてくださった、古河市教育委員会さんに感謝しています。
(研究員・為田)