毎年参加させていただいている、デジタルハリウッドの近未来教育フォーラム。今年は11月28日に『近未来教育フォーラム2019 In Real Time』と題して開催されます。
近未来教育フォーラムは、教育機関、自治体関係、企業の皆様に、デジタルコミュニケーション時代の今後の展望を見据えた私どもの実践的な教育研究の取り組みを紹介する場として、2010年より毎年開催しております。第10回目となる今回は、「In Real Time」と題し、マシンの計算が、人間の認知に充分に追いついてしまう世界の到来、に注目します。
2020年に実装される5G(第5世代移動通信システム)は通信効率の向上に留まらず、大量接続を可能にします。そして、コンピュータによる処理の高速化もとどまることなく進んでいます。これらのテクノロジーの発達と普及により、マシンが計算し伝送する結果が、人間にとってその時に起きていることのように認識される状態になりつつあります。
当日はこの「In Real Time」を体感的に理解するための試みとして、白井暁彦客員教授によるステージ「The Real Time Live」を開催します。また、背景への理解を深めるため有識者による講演を行い、技術の高度化がもたらす社会変化を解説し、近未来を展望するとともに、デジタルハリウッド(4年制大学、専門職大学院、専門スクール、オンラインスクール等)が取り組む事業について報告し、近未来の教育について考えます。
未来の社会全体の教育の在り方を提起する今回のフォーラムが、皆様にとって新たな発見と未来への行動に繋がるきっかけとなれば幸いです。
「近未来」と銘打っているこのフォーラムは僕にとって、数年後に大きく広がるかもしれない社会の変化を知ることができる場です。
数年後に表れる変化の兆しを知っていることは、学校での児童生徒への進路決定やキャリア教育などの情報提供にも大きく役立つのではないかと思います。学校の先生方とも、会場で何人かお会いすることもあり、関心をもって見られているのだな、と感じます。
(為田)