弊社フューチャーインスティテュートは、1999年創立で渋谷で「フューチャーキッズ」という4歳から15歳までを対象としたコンピュータ教室をしていました。1999年と言えば、スマホもまだもちろんありませんでしたし、ADSLとかもまだなかった頃でした。その時期に、「将来、子どもたちがパソコンやインターネットを自由に使いこなす時代が来る」と説明会で話をしていて、たくさんの子どもたちを教えていました。
渋谷の教室で、特にいちばん下の4歳~6歳の子どもたち向けのクラスでとても人気があったソフトが、「キッドピクス」です。そのキッドピクスが、Webサービスでできるようになったそうです。さっそくアクセスしてみました。
kidpix.app
アクセスしてみると、タイトルページがあります。左側に並んでいるボタンで機能を選ぶと、上のボタンが変わるインターフェースです。Officeでタブを選ぶとボタンが変わるのと同じです。
最初にキャンバスに表示されているタイトルを一気に消すためには、左側から赤い「消しゴム」を選び、上から「ダイナマイト」のボタンを選んで、キャンバスをクリックすると大爆発を起こして白紙になります。これ、子どもたちが大好きで、描いては消し、描いては消しをしていたのを思い出します。
鉛筆や図形描画なども楽しいし、色を塗ったり、スタンプを押したりしながら、子どもたちはマウス操作に慣れていくし、文字を描いたり、色をいろいろと変えて試してみたり、ということをしていました。
ちょっとわかりにくいメニューとしては、左側のいちばん下の「坊主頭の子ども」のボタンが、「やりなおし」ボタンになっています。1回前の操作を取り消すことができます(いろんな音が鳴るのもおもしろい)。「失敗してUndoをおしまくるけど、1回前までしか戻れなくて、泣いちゃう子がいたな」とかも思い出しました。
どんなボタンを押しても楽しめて、最初は描いては消し、描いては消し、音を聴きたくてボタンを押しまくってデザインがぐちゃぐちゃになったり、ということもありましたが、それでも「キッドピクスで絵を描くの、楽しい!」と子どもたちが言っていたのを思い出します。
何をやっても何かが起きて、それが楽しい、こういう子ども向けソフトって、入り口としてとても意味があると思います。Webブラウザでできるようになって、本当にうれしいです。
(為田)