出張に出ていると、ときどき普段なら絶対に見ないような時間にテレビを見ることがあります。土曜日の朝7時からやっている「カミワザ・ワンダ」を初めて見たのもそんな偶然でした。
ぼーっとつけていたテレビから流れてきた曲の歌詞に、「え?」と思って画面を振り返ったのを覚えています。
間違いOK!
失敗OK!
やり直せばいいじゃん
つまづきOK!
谷底OK!
今日のマイナス チャンスにしよう
バグっていいじゃん
バグっていいじゃん
バグっていいじゃん
修正して行こう!
ああ、まさにそうだなあ。なにこれ?プログラミングのアニメ?と思って、公式サイトを見ると、ストーリーを読むことができます。バグを倒す=なくす、という意味では、デバッグですがあんまりプログラミングとは関係ないですね。
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でも、こうしてTVアニメを通じて、こうした姿勢を広く伝えることは、それはそれで意味があると思うのです。秋元康、すごいなあ、と。
こういう歌が好き、嫌い、というのはもちろん趣味の問題としてあると思うのですが、ああ、こういう歌もあるのだなあ、ということでご紹介します。
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プログラミング授業については、どこまで子どもたちを連れて行くのかの出口設定によって、いろいろな学習目標を設定することもできると思っています。実施する目標、みにつけるべき学習目標の設定によって、授業のやり方もいろいろとあると思います。たくさんあることが自分としては大切だと思っています。(だからこそ、必修化するとなるとどうなるのかな、と思ってもいるわけですが…)
では、僕がもしプログラミング教育をやるのであれば、いちばんコアに置くのは、この「やり直せばいいじゃん」というメッセージだな、と思うのです。それをど真ん中で歌っている曲だったので、本当にびっくりしました。
ちょうど阿部先生の「プログラミング教育では、試行錯誤が論理的思考力よりも重要 | 日経クロステック(xTECH)」という記事が出たので、これと合わせて見るといいかな、と思います。
プログラミングの授業でこうしたメッセージが刺さる人もいるし、アイドルが歌う曲で刺さる人もいるかもしれないし、TVアニメで刺さる人もいるかもしれない。こうしてたくさんのチャネルがあることはいいことだな、と思います。
(為田)