2025年5月16日の日本経済新聞で「マクニカ、50自治体で自動運転路線バス導入へ 地域の足に半導体技術」という記事を読みました。
地域を走る循環バスに自動運転技術を取り入れようとする自治体が増えている。運転手不足の深刻化を背景に、100近い自治体が導入を視野に入れる。黒子として技術を提供する企業は少なく、マクニカ(横浜市)が50以上の自治体と連携し、定常運行や実証実験を支援する。なぜ半導体商社が「地域の足」の希望となっているのか。
自動運転路線バスを実証実験している自治体のニュースを見ることはありましたが、株式会社マクニカが50以上の自治体と連携している、というのはすごいなと思いました。
新聞記事の見出しでは「半導体技術」と書いてありましたが、マクニカのサイトを見てみると、半導体、ネットワーク、スマートマニュファクチャリング、スマートシティ/モビリティ、AI、DX、サービスロボット…とさまざまな事業をしていることがわかります。
スマートシティ/モビリティ事業のなかにある、最新の自動運転技術を搭載した車両で人やモノの移動に新たな価値を提供する「Navya Mobility」のところで、自動運転EVバスについて書かれていました。
自動運転EVバスを動かすまでの6ステップを紹介した動画をサイトで見ることもできます。自動運転バスは走っている「車両」というよりも、周囲を認識して地図を作って、というデータが大事なのだ、ということがわかります。
「自動運転技術について、生成AIが貢献できることは何かありますか?」とCopilotに訊いてみたら、「周囲の環境認識と判断」「シミュレーションとテスト」「ドライバーとのインタラクション」「交通流の最適化」「異常検知と予測メンテナンス」と5つのポイントを教えてもらいました。なるほど。
自動運転EVバスに乗ってみたいという気持ちが膨らんでいきます。マクニカのサイトを見てみると、茨城県常陸太田市、三重県四日市市、茨城県境町、東京都羽田イノベーションシティの4つが紹介されています。日本国内では定常運行6件、実証実験運行50件の実績があるそうです。
こうした社会問題と、それを解決するテクノロジーにどんなことがあるのかということを授業の中で紹介できるといいなと思います。PBLで取り組みたいという児童生徒もいるかもしれません。
(為田)