2022年2月10日に開催された、熊本市教育センター主任指導主事の前田康裕 先生の『まんがで知る デジタルの学び』刊行記念 読書会に、ゲストとして参加させていただきました。当初100人定員だったものが、ZoomとYouTube Liveを合わせて350人もご参加いただいたそうです。
著者である前田先生は、『まんがで知る デジタルの学び』のページを実際に示しながら、好きなシーンやこだわりのセリフなども紹介してくださいました。「教育に最も影響を与えられるのは、現場にいらっしゃる”先生たち”だ」という言葉や、「教師という仕事を選んだ人たちが好きなんだ」という言葉などが印象深かったです。そして、前田先生はいつも暖かいです。
前田先生のお話を承けて、僕は「為田が見た義画小学校*1」ということで、お話をさせていただきました。
話そうと思っていたメモもせっかくなので公開したいと思います。話の流れ上、このまま話していませんが、何かのお役に立てばと思います。
- 自己紹介
- 全国の学校、教育委員会向けにコンサルテーションをしています。
- ICTの活用事例を「教育ICTリサーチブログ」で紹介しています。
- 為田が見た「義画小学校」
- 先生方がICTを学びの道具として受け入れていく過程がすばらしい
- 外部から協力をする立場ですが、どこまで行っても最後は学校が変わらなければ持続しない。
- ICTですべてが解決するのではなく、先生が肝。最後はやっぱり授業が大事だから。
- アートポートフォリオを作るところで、「他の教科でも使えそう」と言うシーン。ああいう場を作れるかどうかだろうな、と。
- 「道具は目的があってこそ使えるようになるもの」
- 目的を作れるのは先生だけではないか、と。
- 先生の仕事は、授業支援ツールで配布して、回収して…では、ICTはもったいない。
- 他の人のを見たり、提出し直したり、これって今までできなかったこと。
- デジタルは、試行錯誤の量を増やせることが明確に良いところ。
- どういう学びの場を作るのかを考えるのが先生の仕事。
- ルールづくり、子どもがやらかすところ:あるある…
また、このほかに前田先生がコラムで紹介していた『コンヴィヴィアル・テクノロジー』についても話が出ましたので、「一つの分岐点ではなく、2つの分水嶺を考えないといけない」というふうに話もさせていただきました。
このブログで紹介しているのを読んで、前田先生は手にとってくださったそうで、前田先生が考えられていることの一部に関われたことがとてもうれしいです。
さくら社の横山験也 社長のブログでもご紹介いただきました。ここで横山さんもおっしゃっているとおり、Zoomの方で流れてくる参加されている先生方からのチャットでのコメントや質問も、大変学び多いものでした。
www.sakura-sha.jp
こうした機会をいただきまして、本当にありがとうございました。
*1:『まんがで知る デジタルの学び』の舞台となる小学校