教育ICTリサーチ ブログ

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西武学園文理小学校 授業レポート No.1(2025年6月27日)

 2025年6月27日に西武学園文理小学校を訪問し、谷原悠仁 先生が担当する3年生の算数の授業「新しい数の表し方を調べよう」を参観させていただきました。算数の授業は少人数クラス(15人)で実施されていて、3人ずつのグループに分かれて向かい合って座るようになっていて、話し合ったり教え合ったりする機会を作りやすいようになっていました。
 授業の最初に、谷原先生はホワイトボードに前時までに学んだことを確認する問題を書いて、クラスみんなで復習しました。

 ここまでに学んできたことを復習した後で、教科書を開いて内容をみんなで確認していきます。教科書に掲載されている問題を見て、「この数字って、どうやって表すんだろう?」ということをそれぞれに考えていきます。子どもたちは定規をあてて考えてみたり、これまでに学んだことを組み合わせて、数字の表し方を考えていました。
 今まで言うことができなかった量を、小数を使って表すことができることを谷原先生の説明を聴きながら、みんなで学習していきます。

 この後、小数を使った数字の表し方をノートにまとめていく活動に入りました。そこで、教科書に書かれているまとめの文章を見て、「これ、全部書くの?無理~」と言っている子がいて、こうした子どもの声に応えてあげるICTの活用ができるといいなと思いました。
 これまでは「ノートに鉛筆でまとめを書く」という方法しかありませんでしたが、iPadでロイロノート・スクールを開いて自分のカードにキーボードで文字を入力してまとめを書いたり、教科書に書いてあるまとめを口に出して読んでiPadに音声入力したり、ノートに自分なりにイラストを描いたり、カラーペンを使って楽しくまとめたページを写真で撮影してロイロノート・スクールに貼りつけたり、子どもたちにとって出力(表現)の選択肢をICTによって増やすことができるようになります。
 たくさんある選択肢の中には、もちろん今までどおり「ノートに鉛筆で書く」という方法も残ります。「ノートに鉛筆で書く」ことの良さもあります。「自分はノートがいい」と子どもが自分で選べるようになったらいいなと思います。
 そうして、学び方の選択肢が増えてくることで、子どもたちの学び方の自由を増やすことができると思います。

 この後で、教科書の問題をノートに一人ひとり解いていきます。問題を解く過程では、グループで話し合ったり教え合ったりする場面もありました。

 最後に、iPadで出題された練習問題に取り組みます。算数は、今回の「新しい数の表し方を調べよう」のように新しい概念を学ぶ単元があります。今回の小数のように新しい概念ではあるのだけど、すでにそれを知っている子もいて、同じ教室にはじめて小数を学ぶ子もいて、教室内での個人差が大きい教科だと思います。
 だからこそ、こうしてiPadで出題できるデジタルドリルなどを使って、習熟のために解く問題数を一人ひとりの習熟度やレディネスに応じて調整できるようにしておくことは意味があると思います。

 No.2に続きます。

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(為田)