
2025年も今日で終わりなので、毎年恒例のふりかえりをしたいと思います。2025年の教育ICTリサーチブログは、このエントリーで363本目になります。正月3が日は休むルールですが、どこかで「タイムリーに出したい!」というタイミングがあってイレギュラーでエントリーを書いたので、363本となりました。
直近6年のエントリー数は、2024年が366本、2023年が368本、2022年が335本、2021年が341本、2020年が410本、2019年が375本でした。2022年7月から毎朝1本必ずエントリーをアップすると決めて、そこから今日まで続いています。
この教育ICTリサーチ ブログでいちばん価値あるコンテンツは授業レポートだと思っています。授業を取材させてくださる先生方のおかげで、このブログは続いています。本当にありがとうございます。
弊社フューチャーインスティテュートは、東京にいる僕 為田裕行と仙台にいる 佐藤靖泰と2人でやっていますが、2025年も授業を参観させていただいたり、授業づくりのサポートをさせていただいたり、研修講師で伺ったり、いろいろな形で学校現場へ伺いました。現場に近いところで仕事をしたい僕ら2人にとって良い一年だったと思います。お世話になった先生方、皆様、本当にありがとうございました。
2025年のまとめとして、個人的に印象に残ったテーマを3つピックアップしたいと思います。
パターン・ランゲージを学校へ届ける仕事を本格スタート
2025年はずっと興味をもって追いかけていたパターン・ランゲージを、授業の形にして学校へ届けていく仕事を本格的にスタートさせることができました。
4月に株式会社クリエイティブシフトから「パターン・ランゲージ授業づくりパートナー」として認定していただき、その後7月にはパターン・ランゲージ・フェス for Teacherにも登壇させていただきました。
特に、「プレゼンテーション・パターン」を活用して、プレゼンテーションのコツを伝える授業を、小学校と中学校で実施することができて、多くの児童生徒と一緒にプレゼンテーションを学ぶことができました。
まだまだこれからもたくさん授業をして、レポートを書いて皆さんに読んでいただいて興味を持ってもらえるようにしたいと思っています。
ほぼ1年間かけて読んだ2冊の本
2025年のほぼ1年かけて読んだ本が2冊ありました。それは、西岡加名恵 先生・石井英真 先生・田中耕治 先生 編『新しい教育評価入門 人を育てる評価のために [増補版]』と宇野常寛『庭の話』です。
学校で先生方と仕事をして、授業づくりをサポートするときに、「評価」は本当に大事な言葉になります。僕は教育学部出身でもないし、「評価」という言葉をふんわりと使ってしまうことが多いので、きちんと勉強しようと思って読みました。『新しい教育評価入門 人を育てる評価のために [増補版]』は、赤ペンを引きまくって読んだ1冊です。
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もう1冊は、『庭の話』です。ガーデニングの話ではなく、「プラットフォーム資本主義の強すぎる力とどう付き合っていくか」という話です。いろいろな地域の学校へ行くとつい考えてしまう、「Somewhereな人々」と「Anywhereな人々」についても書かれています。
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「なんとなく」掴んでいると思っていたことを、ちゃんと考えたいと思った1年だった
2025年はいままで「なんとなく」掴んでいると思っていたことを、ちゃんと考えたいと思った1年でした。それなりにきれいに説明はできるんですけど、改めて「それって、どうしてなんだっけ?」と考えさせられる機会が多かったり、「それって因数分解して、要素を切り分けて言語化するとどうなるんですかね?」と考えたくてしかたなくなったり、そんな1年でした。
例えば、「ふりかえり」とか、「自己調整学習」とか「自由進度学習」とか、そういう言葉について考えたくなったのです。「生成AI」も「デジタル・シティズンシップ」も、まだ自分で授業でテーマとして扱い始めたくらいで、もっと実践して子どもたちの様子を見て鍛えていきたいと思っています。
たくさんの授業を見ながら、本を読んで勉強しながら、考え続けていきたいと思います。
2025年、ありがとうございました。2026年もよろしくお願いします。
これにて、2025年の教育ICTリサーチブログは終了です。読んでくださっている皆様のおかげで、無事にまた1年、続けることができました。ありがとうございました。
2026年もどうぞよろしくお願いいたします。
(為田)